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IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のこと

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今回はIT業界に興味を持っている方向けにIT業界に勤めて10年選手の管理人が、
皆さんが気にする要素について書いていこうかと思います。

お伝えしたい内容は次の10項目です。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のこと

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその1【給与】

皆さんが一番気にする要素だと思います。私も転職しようとした際に真っ先に確認します。

私の貰っている金額(2019年度)をまずお伝えしようと思います。
細かい値まで出すとコンプライアンス的によくないので、ほんの少しだけサバを読みます。
本当に少しだけですので、誤差と考えてください。の給与になります。

では、発表します!ででん。

額面 :\325,000-
手取り:\240,000-

いかがでしょうか。多いな思う方、少ないと思う方いらっしゃると思います。
私が客観的に見た場合はあまり多くはないんだな。。。と思ってしまいますね。
ちなみに、私は一般職でランクは中の上、上の下くらいです。当然、同じ年代でもランクが低かったり高かったりするので一概にこの金額とはいえません。ですが、ちょうど間くらいの人だと思うと平均はこんなものなのかと思えるかもしれませんね。

尚、これは残業を全くしなかった場合です。私の場合残業を1時間すると大体手取りで\2,500-程増えます。

ちなみに新卒採用の方ですと、次のような金額になります。

額面 :215,000
手取り:170,000

次に賞与もお伝えしておこうと思います。夏と冬で少し金額が違いますので、どちらもお伝えします。

【夏】
額面 :\810,000-
手取り:\640,000-

【冬】
額面 :\720,000-
手取り:\570,000-

世間一般では、賞与は月給の2か月~3か月分と言われてますので。この額を見ると本当にその通りなんだなというのがわかります。決算時期が会社によって違うので、一概には言えませんが夏の方が多くもらえる場合が多いのではないでしょうか。

キャリア採用の方の場合は担当者と別途協議の上、決定させていただきます。という記載がありどの程度貰えるのかが、面談や内定を貰うまでわからなかったりします。私の出した金額を参考に考えてみるといいかもしれません。

まとめるとこんな感じです。

新人1年目(額面)新人1年目(手取り)中堅(額面)中堅(手取り)
月給215,000170,000325,000240,000
残業代2,0001,6003,0002,500
賞与(夏)なし
※企業によってはあり
なし
※企業によってはあり
810,000640,000
賞与(冬)250,000200,000720,000570,000
年収(残業0)2,830,000‬2,240,0005,430,000‬4,090,000‬
年収(残業月に20時間)3,310,000‬2,624,0006,150,000‬4,690,000‬

 

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその2【業務内容】

次に業務内容について話します。自身もそうでしたが、ITってどういうことを仕事でやるのかって今一ピンときませんよね。
ドラマとか映画で見るような黒い画面でコマンドをひたすら打つんでしょう?って思ってる人もいそうです。
プラグラミングをひたすらやるようなのとかですかね。実際これらは間違いではないんですが、それだけがITの仕事ではありません。意外と泥臭い仕事も多かったりします。泥臭いというのは肉体労働という意味ですね。

一般的なプロジェクトで役割をカテゴライズするとこんな感じです。

・PL(プロジェクトリーダー)

システムを構築するにあたって、モノゴトを取りまとめる人。
例えば、顧客から1000万円で3か月後までにこういう要件を備えた〇〇システムを作ってほしいと言われます。その情報をベースにスケジュールや必要な要員を整理し、プロジェクトを開始進行していきます。また、作業進捗状況を管理し、逐一顧客に報告する必要があります。予定より遅れるのであれば、その遅れてる理由を作業している要員に確認する必要がありますし、確認した内容を顧客へ報告をしないといけないわけです。予算が足りなくなったら自社の上司に報告する必要があります。かなり気疲れする仕事だというのがわかると思います。PLの出来次第で上手くプロジェクトが完了できる可能性が大幅に変わります。

なので、IT業界ではこのPLという役割は花形であり非常に重宝されます。故に不足していますのでどの企業でもPLができる人は引く手あまたです。私もいくつかPLをやりましたが、かなり疲れます。メンバのフォローもそうですし、顧客が何もしてくれなかったりでその部分を穴埋めするためにはどうしたらいいかを考えて対応する必要がありました。おかげで帰れないというケースも何回か経験したことがあります。

 

・SE(システムエンジニア)

システム保守員。エンジニアと聞くとどういうものをイメージしますか?私は車とか飛行機とかを作ったり直したりする人をまず第一に考えます。意味合いは同じなんです。システムを作ったり直す人達の事を指します。サーバを作るにあたって設計書を書いたり、設計書に書いてあるものをベースにサーバを構築したりします。構築したサーバに不具合や不足している点があればそれを直します。

そのため、プロジェクト開始後は中核となる役割です。SEがいないとサーバが作れないので、何も始まりません。まず目指すべき役割だと認識いただければと思います。新人の頃からいきなりサーバを触らせてくれるかは運しだいなところではあります。私は5年目くらいまではSEという役割にはなれていませんでした。ただ、自分で色々触れるのでSEは結構楽しいと思います。是非目指してほしいなと思います。

 

・PG(プログラマー)

プログラムを書く人。javaとかpythonとかCとか聞くと思うんですが、それらの言語を使ってプログラムを書きます。
ユーザが一番触る部分を作る人達ですね。外見とか使い勝手とかが、プログラマーの方々のスキルによって決まります。
私も簡易なプログラムであれば書くことはできますが、しっかりした製品レベルのものを作るというのはやったことはありません。

かなり得意不得意が出るカテゴリだと思います。専門時代の友人が物凄くて自分では無理だなと悟りました。作ったプログラムをSEが構築したサーバに搭載する事でアプリケーションとして動作し、顧客が望んでいるシステムが構成されます。SEと並んで中核となる役割です。プログラム書くのが好き得意な方はぜひこちらを目指してください。

 

・OP(オペレーター)

監視員。24時間システムが正常に動作しているかを見張る人たち。システム完成後は運用というフェーズに入ります。
運用というのはシステムをダウンさせずに稼働させ続けることです。
IT業界が初めてだったりすると、大体ここからスタートするケースが多いです。
そして、ここでリタイアする人が多いです。何故なら虚無の仕事だからです。

何故虚無かというと、システムに障害が発生するとパトランプがけたたましい音で「ピピピピピ!」となります。それが24時間365日です。もちろん安定したシステムであれば、そこまで障害は発生しませんが、大体監視というのは複数のシステムをまとめて面倒見るケースが多いので、1日で数百件はパトランプがなります。

パトランプが鳴ったらどういう障害が発生したかを確認し、その障害に応じた対応をする必要があります。
例えば、サーバが壊れたという障害なら顧客に連絡して修理を手配するといった感じですね。当たり前ですが、システムが使えない場合は顧客が「早く直せ!」とキレてきたりします。それも理不尽にキレます。
全部が全部障害であれば、まだいい(よくはないんですが)んです。結構どうでもいいものも障害として扱ったりします。
例えば、サーバのCPUの利用率が高騰(80%)を超えた!よくわからないログが出力された!など。これが何度も何度も発生します。正気な人間でも結構精神が壊れてきます。

私も4年程やりましたけど、感覚は結構麻痺ってましたね。そのおかげで、パトランプが鳴り響いても微動だにしないくらいにはなりました。この修行期間を耐えきった人がめでたくSEやPGになれます。最初からなれる人も勿論いますが。未経験でなれる人は少ないと思います。

他にもハードウェアの物理的な修理モノの搬入やラッキング(サーバなどを専用の箱に格納する事)などもあります。
そういった仕事に関しても別途取り上げていきたいと思います。今回は割愛します。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその3【残業時間】

続いて残業時間について話します。残業時間は多いか?と聞かれると正直わかりません。というのが回答です。
何故かというと、配属される現場次第でかなり変わってきます。

私は今、社会人になってから6つ目の現場にいるのですが最初の三つは残業はほぼありませんでした。
あったとしても、精々10時間以内。基本的には定時ダッシュができていたのでプライベートな時間はかなりありました。

4つ目の現場からは、結構残業が多めになりました。平均すると、30~50時間の間くらいをうろうろしています。
36協定というものがあり。原則、45時間を超えるものは社内で申請が必要なのでなるべくそこを超えないようにはしています。

これはあくまでも私の経験によるもので、開発現場に勤めている友人は100時間を超えることもあるといっていました。
やはり、システムリリースに向けてピークの時期は、どうしても多くなる傾向にあると思います。

なので、自分がどういう部署に配属される予定なのか?という点を面談などで先に抑えておくとよいのではないでしょうか。
残業をあまりしたくないのであれば、ちゃんと確認する事をオススメします。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその4【有給消化】

続いて有給が取れるかどうかについてお話します。私は取れています。
現在、1年に20日ほど支給されますが、20日取ることができます。
ただし、業務状況との兼ね合いなので、忙しい時期はどうしても取りにくくなると思います。

これはIT業界に限った話ではないので、元々人が足りているのか足りていないのか。
年中構わず多忙な会社なのかなどをチェックした方がいいと思います。

IT業界は休みが取れないというような、噂はありますがあくまでもそういった現場にいる方に限ると思います。

 

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその5【福利厚生】

次は福利厚生です。勤める企業によりますが、結構いいです。私の場合ですとホテルなどが2割~3割引きくらいで止まれたりします。後は年に1回家族含み無料で観劇(劇団四季や宝塚)などができます。その他、参加しているお店が2割引きくらいしている事は結構あります。参加しているお店が多いのでちゃんとチェックしておかないと忘れたりしますが。使いこなせばかなりお得だと思いますね。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその6【業界の伸びしろ】

こちらの資料を確認いただくのが一番わかりやすいと思います。

クリックしてhoukokusyo.pdfにアクセス

※参照「IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書 - 経済産業省」

上記を読むと、人不足が今後永続的に続くというのが、調査でわかっています。なぜならITはもう日常に必要不可欠な存在であり、かつ発展していく業界だからです。ですが、日本は少子高齢化社会が訪れるのが確定しているので、それに伴い働ける世代が減少していくからです。なので、働ける人の母数が減るわけですから企業としてはなんとしても確保をしたいはずです。そのため、現状より給料面などの待遇がよくなる可能性もおおいにあるわけです。

管理人としては衰退する事はまずないので、興味があるのであればチャレンジしていいと考えています。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその7【流行ジャンル】

巷の話と聞くと流行りは「AI」でしょうか。実際IT業界でも「AI」の研究・活用を非常に推進しています。ですが、対応できる人材が全く足りていない状況です。なので、企業側で「AI」をやるぞ!といってもまずは勉強からとなり、中々「AI」の推進まではいけていない状況です。勿論、AmazonやGoogleなどの大企業はすでに取り入れており、普段の私たちの生活にまで浸透してきています。ここまでのレベルを目指すのはそれ相応のパワーが必要だという事を認識ください。

そのほかですと私の周りだと次のジャンルですかね。

・Cloud※特にAWS
・RPA(業務自動化)
・ビッグデータ

Cloudなんて、用語を聞くようになってから数年経ちました。多くの企業がCloud環境の利用を推進しており、かなり浸透してきています。とはいうものの技術者ベースでは全く足りていません。なので、これらのジャンルを扱える技術者というのは非常に重宝されると思います。

 

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその8【取るべき資格】

オススメの資格ですが、私としてはこれです。

・基本情報技術者

基本情報かよ?って思われるかもしれませんが、私はこの資格が取れないレベルであれば今後のIT業界の変化に耐えられないと思っています。それくらい各ジャンルの基本的な事を勉強できる資格です。私は学生時代に取得した際にはっきりいって書いてあること全然わかってませんでした。ですが、業務を行うとその知識がいかに重要かが思い知らされます。ただでさえ横文字が多い業界なので、基本情報で用語を学んでおかないと話にさっぱりついていけません。なので、是非とも取得を目指してほしいと思います。

・AWSソリューションアーキテクト

Cloudの第一人者であるAmazon(AWS)が提供している資格です。AWSの簡易的な構造・仕組み・サービスを理解している人に与えられる資格です。上記でも述べましたが、CloudのSEというのは全く足りていません。そのため、需要が非常に高いです。ましてやクラウドシェアNo1のAWSは全体の4割程度を占めます。AWSさえ触れれば現時点では食い扶持には全く困らないわけです。また、一つCloudサービスを理解できれば他のCloudサービスも用語が違うだけで仕組みは大体同じです。よって、AWSの資格取得を行う事をオススメします。

 

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその9【やりがい】

仕事のやりがいですが、やりがいはあると思います。プロジェクトを任されてる時とかは責任重大なので、頑張らないとと思ってますね。ただ、「2.業務内容」で触れたようなOPの仕事がやりがいがあるかと聞かれたら間違いなく「ないですと答えます。やはりどんな職業も見習いのうちはそこまでのやりがいは感じないのではないでしょうか。私自身もOPからSEになったあたりで、かなりやりがいを感じるようになりました。特にガリガリ構築したりしてるときはかなり楽しいと思ってます。ただ、勿論辛いこと(帰れなかったり、怒られたり)も結構多いので、それに見合う楽しさがあるかといわれると少し微妙な線ではありますが。

なので、見習のうちに上の仕事はどうかな?楽しいかな?というのを見極めていくのがいいと思います。

IT業界へ就職を考える方へお伝えしたい10のことその10【所感】

以上9点、いかがでしたでしょうか。最後に管理人の所感です。私としてはIT業界に興味がある方はまず、武器(資格)を取得する事をオススメします。なぜかというと採用される率が上がりますし、給料への影響も出ると考えているからです。まずそれらを勉強してみて、自分の中で本当に入りたいか?というのを再度確認をしてみてください。

最初の準備を怠ると、虚無の仕事に回されたりする可能性があるので自分を守るためにも勉強はすることをオススメします。虚無の仕事をやってみたいのであれば、止めはしませんが。。離職率は非常に高いです。

是非、皆様の参考になれば幸いです。

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