今回は各証券会社をIPO重視で評価してみようと思います。
前提として資金力が少なめ(数百万レベル)で、これから始めてみたいなと思う人向けです。
IPOが全くわからないという方はこちらをどうぞ。
【お金稼ぎ】勝率9割!誰でも儲けられるIPOについて語ってみる
資金力があるなら、全ネット証券に口座作って100万ずつくらい預けておけば
ほぼ全部のIPOの抽選受けれるので後は運だけだと思います。
また、個人的な意見ですので、それは違う!という事もあると思いますが
その点はご理解の上ご覧いただければと思います。
評価基準としては、以下で考えています。また、私が口座を所持している証券会社のみとします。
各評価基準に関しては、軽く説明をします。
証券会社に関しては、五十音順で記載します。私が所持している証券口座は以下です。
2.1 いちよし証券
2.2 岩井コスモ証券
2.3 auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
2.4 エイチエス証券
2.5 SMBC日興証券
2.6 SBI証券
2.7 岡三オンライン証券
2.8 大和証券
2.9 DMM証券
2.10 東京東海証券
2.11 野村証券
2.12 松井証券
2.13 マネックス証券
2.14 みずほ証券
2.15 ライブスター証券
2.16 楽天証券
1.IPOをする上での証券口座評価基準
1.1 BB参加時点での抽選資金の有無
資金力がないユーザには一番重要な要素だと思います。
複数の証券会社から応募する際は、どうしても資金が必要になります。
その資金部分が抽選を受ける時点で不要というのは大変ありがたいですね。
1.2 資金拘束の有無
抽選時点で資金拘束を受けるかどうかですが、これも資金力がないユーザには重要な要素です。
年末や年度明けなどのIPOラッシュ時は複数の企業がIPOをすることが多いため、
拘束がない証券会社であれば同一資金で複数のBBに参加する事ができます。
正直、IPOは当選確率自体は低いのでいかに多くのIPOに参加する事ができるかが重要になります。
1.3 主幹事率
主幹事率が高いと当選確率が上昇しますので、重要な要素です。
ただ、10000万分の1が1000分の1になったといわれて、これなら当選できそう!
と思える人はあまりいないのではないでしょうか。勿論当選はしやすいと思いますが
分母自体が高いので、その点は人によるのかなと思います。
1.4 平幹事率
平幹事率が高いと、IPOに参加できる確率が上昇します。
折角、証券口座を作ってもその証券会社が幹事にならないのでは
一生参加する事はできません。なので、どの程度平幹事をしているのかは重要な要素です。
1.5 公平抽選
資金力で抽選券に差が開くかどうかです。資金がある方は100回抽選。ない人は1回抽選では、
ハッキリ言って勝負になりません。なので、公平抽選をしてくれる方が当然よいです。
1.6 前期型/後期型
申し込みの手間、資金拘束期間に関わってきます。
同じような事を2回も3回もやるのは結構骨が折れます。なるべく、手間が少ない方がよいです。
1.7 独自要素
証券会社独自の要素があるかどうかです。詳細は各証券会社の評価時に説明します。
1.8 オススメ度
私個人のオススメ度(1~5段階評価)です。IPO初心者のオススメなんか聞いても...と思われるかもしれませんが同じくこれから始めようという方にそれなりに参考になると思います。多分やっているうちにこういう事かと思っていただけるかと思います。
2.所持証券口座
2.1 いちよし証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年5件以下 |
平幹事率 | 年10数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 3 |
抽選資金不要で、主幹事は少ないものの、平幹事もそこそこあるので証券口座を開設しておいてもいいと思います。ただ、制限があり、他の証券会社からBB参加をしていない事というものがあります。割り当て数を見て参加を検討してるとよいです。
2.2 岩井コスモ証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | BB時は無し、購入申し込み時あり |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 後期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 1 |
BB参加時は抽選資金は不要ですが、購入申し込みのタイミングで資金が必要になります。
また、抽選タイミングに関しても購入申し込みのタイミングになるので、結局抽選を受けるためには資金が必要になります。主幹事担当する事はほぼなく、平幹事での参加がメインです。
ですが、他の平幹事に比べて割り当てられる株数が圧倒的に少ないです。1000株あれば多い方です。そのため、低めの評価となっております。
2.3 auカブコム証券(旧:カブドットコム証券)
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | BB時は無し、購入申し込み時あり |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 後期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 1 |
岩井コスモ証券とほぼ同じような評価です。資金余力がある人は抽選数を上げるために開くとよいと思います。
2.4 エイチエス証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10件以下 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 2 |
これといった、特徴はありませんが資金0で抽選に参加ができます。なので、とりあえず口座を平おいておいて運試ししてみるとよいと思います。
2.5 SMBC日興証券
https://trade.smbcnikko.co.jp/Etc/1/webtoppage/
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | あり |
主幹事率 | 年10件程 |
平幹事率 | 年20件程 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | あり |
オススメ度 | 3 |
主幹事率が年10%程あり、平幹事数も多いためIPOするなら作っておいて損はない口座です。
ですが、資金拘束がかなり厳しいので、資金余力がない場合は主幹事のみの参加をすることをオススメします。また、当選時に購入を辞退した場合、1か月IPOへの参加ができなくなってしまうので注意をしてください。独自要素として、口座入金額に応じてステージが設定されます。そのステージに応じてIPO抽選に外れた場合に再抽選(グレードにより再抽選回数が変動)を受けることができます。
2.6 SBI証券
https://site2.sbisec.co.jp/ETGate/
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年10件程 |
平幹事率 | 年数十件(全証券中、最多) |
公平抽選 | 口数比例抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | あり |
オススメ度 | 5 |
圧倒的な平幹事率を誇る証券会社です。9割のIPOに応募が可能です。ですが、完全平等抽選ではなく、応募数に応じて当選確率が上がります。そのため、資金力があるユーザが圧倒的に有利になっています。ただ、独自要素としてSBIチャレンジポイントというものがあり、このポイントをためることでどんなに評価の高いIPOであっても、当選する権利を得ることができます。早めに口座を作り応募を行う事が非常に大事です。その中で当選したらラッキーだと思いましょう。
また、BB参加申し込み時には抽選資金ありとしていますが、抽選日に資金があればよいです。資金拘束もないので、参加の敷居も低いです。必須で口座開設すべき証券会社だと思います。
2.7 岡三オンライン証券
https://www.okasan-online.co.jp
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 3 |
抽選資金不要で申し込み可能な証券会社です。岡三証券の委託幹事なので、割り当てられる株式数は少ないものの、完全平等抽選で運試しが可能なのでとりあえず、口座開設しておいて損はないかと思います。
2.8 大和証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年20数件 |
平幹事率 | 年20数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | あり |
オススメ度 | 5 |
主幹事、平幹事どちらにもよくなる証券会社です。BB参加には抽選資金は必要なものの、資金拘束はありませんので同時抽選を受けることが可能です。独自要素として、口座入金額に応じてステージが設定されます。そのステージに応じてIPO抽選に外れた場合に再抽選(グレードにより再抽選回数が変動)を受けることができます。必須で口座開設すべき証券会社だと思います。
2.9 DMM証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | あり |
オススメ度 | 3 |
ここ数年でIPOの取り扱いを始めた証券会社です。若干、特殊でほぼ全てのIPOに参加をすることができるのですが割り当てがない事も多々あり、申し込みする事自体が無駄な事はあります。ですが、BB参加時あ資金0で抽選を受けることができますので、とりあえず口座を開いておいて損はありません。
2.10 東京東海証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年数件 |
平幹事率 | 年数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 3 |
主幹事、平幹事ともに年数回しか参加はありませんが、ライバルが少ないため当選しやすいと噂されている証券会社です。私はまだ当選したことはありませんが、他の証券会社よりは口座数が少ないのは本当なようです。主幹事にもそこそこなるので、とりあえず開設しておくとよいと思います。
2.11 野村証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年数十件 |
平幹事率 | 年数十件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 5 |
BB参加時の抽選資金不要の証券会社で最大の主幹事、平幹事率を誇る証券会社です。その分ライバルは多くなりますが、応募できる数が多ければ、運が良ければ当選できます。必須で口座開設すべき証券会社だと思います。
2.12 松井証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10件以下 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 2 |
抽選資金不要で申し込み可能な証券会社です。平幹事率は高くないものの、平幹事になった際は割り当て数が他社よりも多い傾向にあります。抽選資金不要の証券会社の中でも多少は当選率も高いのではないでしょうか。とりあえず、口座開設しておくことをオススメします。
2.13 マネックス証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | あり |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年数十件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 4 |
主幹事にはほぼなりませんが、平幹事率がかなり高めの証券会社です。割り当て数も他社比較するお多くあるので、当選率も高いようにうかがえます。ですが、抽選資金と資金拘束があるため多少の資金力がある方にオススメの証券会社です。私の初IPO当選の会社でもあります。
2.14 みずほ証券
https://www.mizuho-sc.com/index.html
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年数十件 |
平幹事率 | 年数十件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 4 |
BB参加時に抽選資金は必要なものの応募後は、資金拘束もなく抽選時にも不要なため最初に入金し応募完了後はすぐに出金してしまう事も可能な証券会社です。主幹事率、平幹事率ともにそれなりにありますが、平幹事の際の割り当て数は少ない傾向にあります。必須で口座開設すべき証券会社の一つだと思います。
2.15 ライブスター証券
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | なし |
資金拘束の有無 | なし |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年10件以下 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 前期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 2 |
抽選資金不要で申し込み可能な証券会社です。平幹事率もかなり低いので、より多く申し込みをしたい人は口座開設をした方がいいと思います。
2.16 楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/
評価基準 | 内容 |
BB参加時点での抽選資金の有無 | あり |
資金拘束の有無 | BB参加時なし、購入申し込み時あり |
主幹事率 | 年0件 |
平幹事率 | 年十数件 |
公平抽選 | 完全平等抽選 |
前期型/後期型 | 後期型 |
独自要素 | なし |
オススメ度 | 3 |
主幹事はないものの、平幹事率が高く割り当て数も多い証券会社です。ですが、抽選資金、資金拘束があるため資金余力のあるユーザ向けです。後期型の中では一番割り当て数が多いので、当選率は高い方だと思います。後期型は面倒なため、申し込みをしないユーザも多いです。私もその一人です。